明清史夏合宿2019プログラム

明清史夏合宿2019は、下記要領にて開催いたしました。
なお、今年度の明清合宿は、科研基盤(B)「東アジアにおける家族とセクシャリティの変容に関する比較史的研究」(研究代表者 小浜正子)による研究グループが主催して実施いたしました。美しい海が見える環境で、個別報告およびジェンダー史をテーマとしたシンポジウム、討論等、2泊3日にわたり充実した時をもつことができました。参加された皆様には心より御礼申し上げます。

日時:2019年 8 月 26日(月)~28 日(水)
場所:マホロバマインズ三浦(神奈川県三浦市南下浦町上宮田 3231
   https://www.maholova minds.com/

8月 26日 (月)

【個別報告パートⅠ】
開会の辞 世話人
[司会:吉澤誠一郎]
報告1.宮古文尋(上智大学等非常勤講師)「「立憲」の交錯 集権と「地方自治」」
コメント:中村 元哉(東京大学)
討論

[司会:岡本弘道]
報告2.泉田浩子(東京外国語大学博士課程)
「近世日本における北東アジア認識―明清交替期の韃靼漂流を中心として」
コメント:辻 大和(横浜国立大学)
討論
 
8月 27日 (火)

【個別報告パートⅡ】
[司会:菊池秀明]
報告3.村田 遼平(千葉大学博士課程)「清末における善堂の担い手とその動機」
コメント:小武海 櫻子(学習院大学)
討論

[司会:堀地明]
報告4.新井 崇之(学振 PD・筑波大学芸術系)
「明朝の禁令が景徳鎮官窯の瓷器に与えた影響」
コメント:四日市 康博(立教大学)
討論

【シンポジウム:明清史をジェンダー主流化するⅠ】[司会:小浜正子]
<ジェンダー視点で再考する明清社会>
趣旨説明 小浜 正子(日本大学)
報告1. 佐々木 愛(島根大学)「中国家族法の原理再考:思想史の見地から」
報告2. 黄 麗君(中山大学)「乾隆皇帝的民人嬪妃」
     黄報告まとめ:小川 快之(国士舘大学)

海外研究動向紹介:五味 知子(聖心女子大学) 10分
報告3. Matthew H. Sommer, (Stanford University), 30分
”Transgender and Official Panic in Qing Dynasty China”
     Sommer報告まとめ リンダ・グローブ(Harvard University)
コメント:上田信(立教大学)
討論

8月 28日(水)

【シンポジウム:明清史をジェンダー主流化するⅡ】[司会:小浜正子]
<アジア史における血縁構造とジェンダーの比較検討>
報告4. 前野 利衣(学振 SPD・早稲田大学)
「モンゴル遊牧民の血縁構造と近世モンゴルの女性たち」
報告5. 豊岡 康史(信州大学)「「嘉慶海賊」の中のジェンダー」

コメント:長沢栄治(東京外国語大学)「イスラーム・ジェンダー研究から」
討論
閉会の辞

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明清史夏合宿2019参加者